創作小説怪異談~1話~

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(^^)おまけの箸休め記事

これは私が夢に見たものを小説にした作品です!

私は人と触れ合う事が苦手だ。
でもアイツと出会って私が少しづつ変わっていく気がした。

『転校生を紹介します』とおっとりとした声でいう。
20代半ばの小柄で黒髪長髪の女性の先生が卓上の前に立っていた。
私は口籠もりながらも
『ど、どうもよろしくお願いします、、、
み、未曽有 珠州(ミソウ スズ)です』
なんとか名前だけは言えたので一安心する。
『では未曽有くんは真ん中の身長が高い男の子の隣へ座ってください』
私は言われるがまま席に着いた。
『俺は佐藤 紫苑!(サトウ シオン)よろしくな』
私は圧倒されつつも
『よ、よろしくお願いします。』
佐藤は苦笑いしながらも、
『同い年なんだから敬語はなしなし!
わからない事があればなんでも聞いてくれな』
佐藤はそういうと教科書を開き見せる仕草をし授業が始まった。

授業が終わり放課後になった。
今まで人と接して来なかったせいか疲れがどっと来た。
今日は疲れたので早く帰宅して寝よう。
私はそう思い足早に教室を出る。
ドアに差し掛かったところで佐藤に呼び止められた。
『珠州!
これからみんなで遊びに行くんだ。一緒にこねぇか??』
佐藤は背が高く髪の毛がブロンドで不良なのではという風貌だ。
断ったらいじめの標的にされるのが怖かった。
『す、少しなら、だ、、大丈夫、、、』
私は誘いを断れなかった。

連れて来られたのは、学校の部室だった。
男女含め7人ほどのおり各々が好きな事をし、好きな事を喋っていた。
お菓子を食べるものも居れば、パソコンをいじっているもの、寝ているものもいる。
私が呆然としていると佐藤がポテトチップスの袋を差し出し進めてきた。
『ここは使ってない部室で皆んな好き勝手に溜まって遊んでるんだ。
珠州も好きなように使うといい。』
『あ、ありがと、、、、』
私は早く帰りたいと思いつつ帰る機会を伺っていた。
すると一人の女性が佐藤に相談があると現れた。
名前は玉後 来実(タマゴ クルミ)といい小柄で三つ編みでおとなしそうな女性だ。
『どうした??』
玉後は深妙な面持ちで答えた。
『最近私背後に気配を感じる時があって、、、
でも振り返ると誰も居ないのよぅ、、』
『それに背中に痛みを感じていてその痛みが日に日に強くなっていってるのぉ
佐藤くん助けてぇ。。』
佐藤は一瞬暗い表情を見せた。と思いきやいつもの調子ではなし始めた。
『なあに!心配する事ないさ!』
『ただの疲れかもしれねぇ。背中に痛みがとれるシールを貼ってやるさっ!』
そういうと佐藤は自身のカバンの中からおもむろに何かを取り出した。
佐藤の手には、丸い10円玉のサイズのシールに磁石の貼ってあるよく薬局などで見かけるものがあった。
『玉後ちゃん背中見せて!』
玉後は恥ずかしいから嫌だと後ずさりする。
それはそうなるはずだ。彼女は女性なんだ。異性に背中を曝けだすなんて高校生の思春期には恥ずかしいに決まっている。
『じゃあ他の女子たちに手伝ってもらうのはどう??』
と佐藤は代替え案を出した。
彼は半ば必死なのか冷や汗をかいている。
玉後は『それならぁ、、、』と、了承したのだった。
佐藤の指示によってシールを貼られていく玉後の様子を私は眺めていた。
『ちょっとぉ、、、貼りすぎじゃ無ぁい!?』
と玉後が心配そうにしている。
確かに1センチの等間隔では貼りすぎどころじゃない。
『これがいいんだって!』
『痛みは消えるから俺を信じて!ねっ!』
彼のデカい体型の圧と声の圧が加わり迫力を増した物言いに玉後は断れなかった。
そして彼女は泣く泣く部室を後にしたのっだった。
佐藤は安堵の表情を浮かべていた。
『、、、、これでひとまずは安心だな、』
佐藤は小声でつぶやいたのが聞こえたが、早く部室を出たい私だったので触れずにいようと思った。
そして私も玉後の後につづくように部室をでたのだった。

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jackjan

テレビ好きで妊活中の主婦。
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